16
11月

NO SMOKING(11/16~11/29)

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自由にふれると、心が躍る


監督:
 佐渡岳利
ナレーション:
 星野源
出演:
 細野晴臣
 バン・ダイク・パークス
 小山田圭吾
 坂本龍一
 高橋幸宏
 マック・デマルコ
 水原希子
 水原佑果
 宮沢りえ
原題:
 -
上映時間:
 96分
日本公開日:
 2019年11月1日
製作年:
 2019年
映倫区分:
 -
配給:
 日活

稀代の音楽家・細野晴臣 待望のドキュメンタリー映画ついに完成!

はっぴいえんどの結成秘話、YMOの爆発的なブレイク、その刺激的な変遷に迫る
「あとは、よろしく」、星野源との強い絆、幻の中華街ライブも収録

 本作の音楽を手がけているのは、もちろん細野自身。YMO時代の楽曲(「Firecracker」「Cue」など)、2005年に埼玉県狭山市で行われたイベント「Hyde Park Music Festival 2005」での演奏(「ろっか・ばい・まい・べいびい」など)、キャリアを象徴する楽曲も数多く使用され、音楽家としての魅力を再発見できるはずだ。
 もうひとつ記しておきたいのは、全編を通し、細野の人間的な魅力がたっぷりと感じられること。コメディやお笑いが好きで、深刻になることを嫌う細野は、この映画のなかでも茶目っ気たっぷりの表情を見せている(タバコが吸える場所を探してウロウロしたり、YMOのメンバーと一緒に“火星歩行”を披露したり)。日本の音楽史を代表するミュージシャンであり、その影響は計り知れないが──そのキャリアを追えば、日本のポップスの歴史がわかると言っても過言ではない——彼には“大御所”や“重鎮”といった言葉は似合わない。どこまでも軽やかで、いつまでも自由、そして少し照れ屋。そんな佇まいこそが細野の魅力であり、彼の本質なのだと思う。
(文/森朋之 音楽ライター)

お笑い大好き、自由で軽やか、少し照れ屋
「楽しいことがやりたい、音楽好きがいてくれれば大丈夫」
 日本のロックミュージックの黎明期を象徴する伝説のバンド「はっぴいえんど」、テクノというジャンルを生み出し、世界中の音楽ファンに衝撃を与えた「Yellow Magic Orchestra」の中心メンバーとして活動。80年代には松田聖子、中森明菜などの楽曲を手がけ、90年代以降は先鋭的なミニマルテクノ、アンビエント、エレクトロニカに傾倒。さらに00年代からは自身のルーツである20世紀半ばのポップミュージックに回帰し、一方でカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『万引き家族』のサウンドトラックをはじめとする劇伴作家としても知られる。ひとつのジャンルに留まることなく、常に変化を繰り返し、斬新にして普遍的な音楽を創造し続けている細野晴臣。稀代の音楽家である彼の50周年を記念して制作されたのが、ドキュメンタリー映画『NO SMOKING ノースモーキング』だ。監督は佐渡岳利。NHKエンタープライズのエグゼクティブプロデューサーとして「NHK紅白歌合戦」「MUSIC JAPAN」「スコラ坂本龍一 音楽の学校」「岩井俊二のMOVIEラボ」「Eダンスアカデミー」などの制作に携わり、2015年に公開されたPerfumeのドキュメンタリー映画「WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」の監督もつとめた映像作家だ。
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